反骨精神、ベーシックスタンス。

　部屋の片付けが順調に進む。持たない暮らしはやっぱり厳しいけど、そんなに持たない暮らしなら達成できそうだ。とは言え、まだ物は多い。ほとんどの所持品はカラーボックス２つとテレビ台に格納できたものの、押し入れの中に漫画と服がある。押し入れを空にしたい。

　さて、話は変わるけど、ひと月ほど前からうちの建物は改修工事続きだ。日中に家を出ようとすると工事のおっさんに会う。最近、工事が別のフェーズに移行したんだろう、メンツが変わった。その新しいメンバーの中に家の前で痰を吐くのがいる。一言言ってやろうと思ったら、一歩遅くてトラックに乗って帰っていった。運の良い奴だ。次は逃がすまい。

　自分も清く正しい人間ではない癖して、社会の不正に厳しい節がある。結局何もできず終いだったけど、校内禁煙の掲示がされてから生徒の目につかないところで喫煙している教師に何かしてやろうと思ったこともあった。なんというか、自分がそういう民度の枠にいるんだろうか。清く正しくあれば反骨精神の無意味さに気づくときが来るんだろうか。それにしても毎日暑い。