何もしていないと雑念ばかり浮かんでくる。

　気づけば8月、世間は夏休みシーズンに入った。まだ休みに入る前にやることもあるものの、大きいイベントが一段落したところで丸二日だらけた。ほぼ日手帳を使うようになってから、その日に何をしたかを全部記録しているけど、何もしてない日は書くことがない。白紙のページが非生産性を物語る。基本的にはだらだらしてスマホアプリに時間を費やした。不肖某、スクフェスにハマっております。

　強いて言えば、部屋を片付けた。ごみ袋で5つ分くらいの物を捨てた。いや、正確にはごみの日はまだ先だから、ごみ袋5つ分の思い出を玄関先に移動しただけだ。「ごみ袋5つ分の思い出」ってフレーズにドラマを感じる。

　実は、ミニマルな生活に憧れていて、なんなら部屋を持たずにトランクひとつ身ひとつで生きたいとさえ思う。自分の所有物が全て把握できる範囲にあるっていうのは、無駄なことを考える必要がなくて、さぞ生きやすいだろうと思う。

　トランクひとつで生活するには、いろいろ手放す勇気が足りず、ひとつひとつ手に取ってはうんうん唸りながら元の場所に戻している。なくても困らないものはまだまだ多い。この夏には今の半分を目標にモノを減らしたい。いや、妥協して2/3だ。

　実に自分らしい格好悪い目標設定をしたところで、いざ、夏。