『CLAYMORE』を見た。
ずーっと前にジャンプで読んだことがあるような気がした。当時は、暗い漫画だと思ってその1話だけで読むのを止めてしまった。調べたら当時は月刊で連載、現在はスクエアジャンプで連載中らしい。 アニメは2007年の作品。
Claymore: Complete Series Box Set [Blu-ray] [Import]
- 出版社/メーカー: Funimation Prod
- 発売日: 2010/02/16
- メディア: Blu-ray
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人間を補食する「妖魔」と、妖魔を倒すために生み出された半分人間半分妖魔の戦士「クレイモア」の闘いを描いたダークファンタジー。クレイモアは、ほとんど女。だからと言って萌え要素とかは一切無い真面目なストーリー。全体の雰囲気は、中世ヨーロッパっぽい感じ。タイトルのクレイモアはスコットランドの大剣の名前だし、作中のところどころでバグパイプのBGMも流れる。結構、グロテスクな演出がある。
作画とか声優とかは2007年ならこんなものか、という感じだけど、とにかく雰囲気とストーリーが良かった。自分の運命を背負って闘う女戦士たちのかっこよさと言ったらない。
しかし、終盤は無理があるように感じた。序盤では戦士達の冷淡さに惹かれるものがあったけど、終盤ではそれがなくなってかなり人間っぽさが出てたように感じた。というのも、アニメ化された時点では原作が完結していなくて(今も連載中だけど)、終盤はオリジナルストーリーらしい。無理に最終回っぽさを演出しようとして失敗している気がする。是非、原作を読みたいし、アニメを見ようか迷ってる人がいるなら原作のほうを薦めたい。
アニメとしてはいまいちだけど、CLAYMORE自体は自分の中でかなり上位にランクインする。
以下、ネタバレあり。
ところでラキは必要だったんだろうか。アニメを見ただけだと、かえってラキがいないほうが気持ちよく見られたと思う。最終回では、ラキがクレアを止めてしまったけど、クレアも言ってたように復讐のためだけに戦士になったのによく分からないきれいごとで台無しになってしまった感がある。そうでなくとも、クレアは俺が守るって言うものの、土俵が違いすぎて人間に出来ることなんて何もないだろって思ってしまった。